就労移行支援と就労継続支援B型の違いとは?支援員が徹底比較|目的・工賃・向いている人も解説

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就労移行支援と就労継続支援B型の違いとは?支援員が徹底比較|目的・工賃・向いている人も解説

「就労移行支援とB型の違いがわからない」

「自分はどちらを利用するべきなのか知りたい」

「就職を目指すならどっちがいいの?」

このような疑問を持って検索された方も多いのではないでしょうか。就労移行支援と就労継続支援B型は、どちらも障害福祉サービスですが、制度の目的・支援内容・ゴールがまったく違うサービスです。

しかし実際の現場では、違いを知らないまま選んでしまい、

  • 思っていた支援と違った
  • 就職したかったのにできなかった
  • もっと自分に合う制度があった

と、後悔する方も少なくありません。

私は支援員として多くの利用者さんと関わってきましたが、制度理解だけで人生の選択が変わるケースを何度も見てきました。

この記事では、制度の説明だけでなく、現場視点のリアルな違いと選び方まで詳しく解説します。

もくじ

就労移行支援と就労継続支援B型の違いを一覧で比較

まず最初に全体像を整理しましょう。

就労移行支援就労継続支援B型
目的一般企業への就職作業機会の提供
雇用契約なしなし
収入原則なし工賃あり
平均収入0円月1〜2万円
利用期間原則2年制限なし
支援内容就職訓練中心作業中心
就職支援非常に手厚い限定的
向いている人就職を目指す人体調優先の人

さまざまな違いがありますが、一番特徴的な違いは「目的」です。

就労移行支援について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください!

就労移行支援とは?制度の本来の役割

就労移行支援とは、一般企業への就職を目指すための訓練型サービスです。福祉施設で働くことが目的ではなく、社会で働く準備を行う期間と考えるとわかりやすいでしょう。

主な支援内容

主な支援内容を以下にまとめました。

  • 生活リズムの安定支援
  • パソコン訓練
  • ビジネスマナー
  • 面接対策
  • 履歴書添削
  • 職場実習
  • 定着支援

その他にも、就職に必要なすべてのことを段階的にサポートします。

利用期間

就労移行支援偽行書を利用できる期間には限りがあり、原則2年間です。この期間で、就職できるようサポートします。

就職までは、準備 → 訓練 → 実習 → 就活 → 就職という流れで進みます。

就労移行支援の強み

最大の強みは、就職後の定着支援があることです。働き始めてから起こる人間関係の悩みや体調、不安、業務負担、配慮調整などを職場の担当者と話し合い、支援員がサポートします。

就労継続支援B型とは

就労継続支援B型は、働くことに不安がある方が無理なく作業できる場を提供するサービスです。

ここにも支援員がいるので、分からないところやできないところのサポートを受けながら、安心して作業に取り組めます。

主な特徴

就労継続支援B型の主な特徴を、以下にまとめました。

  • 雇用契約なし
  • 体調優先で通所可能
  • 利用期間制限なし
  • 軽作業中心
  • 工賃支給

就職を急ぐ制度ではなく、社会参加を目的としています。

作業内容の例

就労継続支援B型で行われている作業内容です。

  • 袋詰め
  • シール貼り
  • 内職作業
  • 手工芸
  • 清掃作業

ここで紹介した内容はほんの一部です。事業所によって内容は異なります。

最近では、簡単なデータ入力や資料作成、リスト作成など、パソコンを使った作業ができるB型もあります。

事業所へ通所せず、在宅で作業ができるのが魅力のようです。

工賃の実情

就労継続支援B型は工賃制です。

全国平均は月1〜2万円程度。つまり、生活費をまかなう水準ではありません。

生活保護や障害年金など、ほかの制度を併用するとよいでしょう。

ちなみに、就労継続支援B型と比較されやすいA型については以下の記事で解説しています。

よくある質問

Q:B型でも働けば生活できますか?

A:B型は収入を得る場所ではなく、社会参加の場所です。自立した生活をおくれるだけの収入を得るのは難しいでしょう。

Q:B型から就職できますか?

A:結論から言うと可能です。ただし、就職したいのならば、B型ではなく就労移行支援の利用をおすすめします。なぜなら、就労移行支援の方が圧倒的に専門的だからです。

  • 求人開拓
  • 面接練習
  • 職場実習
  • 企業連携

などの体制が整っているためです。

ちょっとひといき…

どちらが向いている?判断基準

自分が何を優先したいのか考え、どちらを利用するか検討しましょう。

悩んでいる場合には、どちらも見学や体験に行ってみるのも良いでしょう。雰囲気や支援内容が把握しやすいです。また、悩んでいることを支援員に相談してみると、決め手となる話が聞けるかもしれませんね。

支援員が見てきたリアルな選択ミス

現場では、制度選びを間違えてしまうケースがあります。

例えば、「本当は就職したかったのに、B型を選んでしまった」「家族に勧められたから」「説明をよく理解していなかった」「とりあえず通えそうだった」などです。

こうしたケースでは、後から移行支援に移る方もいます。

以下は、それぞれの事業所に向いている人をまとめました。自分が何を目的とし、どうしたいのかで考えてみましょう。

就労移行支援が向いている人就労継続支援B型が向いている人
・将来は就職したい
・スキルを身につけたい
・収入を増やしたい
・働く準備をしたい
・体調が不安定
・生活リズムを整えたい
・まず外出習慣を作りたい
・就職はまだ考えられない

就職を目指すならどちらを選ぶべき?

もし「将来就職したい気持ちがある。だけど悩んでいる」という方。支援員としての本音は、就労移行支援を検討してほしいです。

なぜなら、就職支援に特化しているから。就職するためのサポート体制が整っているからです。

失敗しない選び方

制度理解だけでは判断できません。

なぜなら同じ制度でも事業所ごとに、雰囲気や支援方針、就職率、スタッフの対応など、大きく違うからです。

必ずやるべきこととして、複数事業所の見学をしてほしいです。

これをしない人ほど後悔します。

まとめ|就労移行支援とB型の違いは目的

就労移行支援と就労継続支援B型の違いは以下のようになります。

  • 目的
  • 支援内容
  • 収入
  • 就職支援の有無

そして一番大切なのは、自分の将来の目標に合う制度を選ぶこと。

迷っているなら、まずは情報収集から始めましょう。

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